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アトキンス,ロバート・C. (Atkins, Robert C.)

「肉だけ食べろ」 過激ダイエット法提唱者が死去(CNN、2003年4月18日)

アトキンス,ロバート・C. 著、橋本三四郎 日本語版監修、荒井稔、丸田知美 訳「アトキンス博士のローカーボ(低炭水化物)ダイエット」(同朋舎;角川書店〔発売〕、2000年11月10日 初版1刷)より

ミシガン大学卒業、コーネル大学で医学博士号取得。コロンビア大学とローチェスター大学付属病院で心臓病の外科医として勤務後、ニューヨークにあるアトキンス・センターを設立。専門の心疾患治療のため科学的研究により独自のローカーボ(低炭水化物)ダイエットを確立。30年にわたり5万人以上の患者を治療。テレビ・ラジオのレギュラーなど出演多数。主な著書に『ドクターアトキンスのニューダイエット料理法』、『ドクターアトキンスの新炭水化物計量法』、『ドクターアトキンスの栄養補助食品による健康法』などがある。

医療関係のお問い合せ先:パークタワー・ダイエットセンター
栄養補助サプリメント、ローカーボ食品のお問い合せ先:(株)東配 東京事務部

本ダイエットを行おうと思う方で、現在薬物療法や通院を行っている場合、健康状態がすぐれない場合、妊娠している場合は、必ずかかりつけの医師や専門家に相談して下さい。

第一部 このダイエットの仕組み
第1章 ダイエットの常識をくつがえす革新的事実
(略)
その概要をお話ししましょう。
1.肥満の主な原因は身体の代謝機能にあります。肥満の人は標準的な体型の人よりも摂取カロリーが少なくても太ってしまいます。
2.この10〜15年の間に、肥満を引き起こす代謝異常の仕組みが明らかになってきました。肥満は摂取した脂質の代謝と関わりがあるのではなく、インスリン分泌過剰症やインスリンの抵抗性と深い関わりがあるのです。インスリンというホルモンが血糖値をコントロールしています。食べ物を摂取すると、血糖値は上がり、逆に空腹になると血糖値が下がります。この仕組みが狂ってしまうと、健康を損ね、心臓病が起こりやすくなるのです。そして体重も、この仕組みと密接なつながりがあります。50代に発病しやすいと言われる2型糖尿病ですが、その85%に肥満傾向があります。これも、やはり代謝異常が原因なのです。
3.インスリンの代謝異常は、炭水化物の摂取を控えることで改善されます。炭水化物を控えるということは、痩せることにもつながるのです。
4.代謝異常が改善されると、前よりも摂取カロリーが多くても、太りにくくなっていきます。カロリーの摂取量が低ければ痩せるという方程式は、実は全くの誤解だったのです。
5.炭水化物は肥満体型の人にはあまり必要の無い栄養素です。これを摂取していると、いつまでも痩せられません。
6.炭水化物を制限したダイエットは、断食するよりも効果的に脂肪組織を溶かしていきます。
7.糖尿病、心臓病、高血圧といった、いわゆる生活習慣病は実はインスリン分泌過剰症の産物です。
8.私の元へ来た患者の実に35%は循環器系疾患を患っていましたが、アトキンス式低炭水化物ダイエットは肥満による併発症の改善にも効果があります。これは、類まれな健康を促進する低炭水化物ダイエットです。
(略)
今回新たにこの本を書いたのは、最新の情報を新しい世代の皆さんにお届けしようとするのと同時に、私を批判する評論家の方々に、ローカーボダイエットすなわち低炭水化物ダイエットを科学的に説明して、過去10年間に得られた研究成果を示すためでもあります。低炭水化物ダイエットは、専門家の間には低脂肪・低カロリーダイエットに押され気味で、これまで説得力のある科学的根拠を示すことができませんでした。
(略)
第四部 どうする生涯のダイエット
第26章 新ダイエット革命にまつわる誤解
(略)
このダイエット法が受け入れられない主な理由は、間違った認識がマスメディアによって広まり、「アトキンス式ダイエットは効かないどころか、危険だ」と思い込まれてしまったからでしょう。
(略)

ハインズ,テレンス 著、井山弘幸 訳「ハインズ博士「超科学」をきる―真の科学とニセの科学をわけるもの」(化学同人、1995年3月20日 第1刷)より

14章 ダイエットと健康食品の甘いワナ―天然食品の落とし穴
危険なダイエット療法
(略)
アメリカでもっとも有名なダイエット療法医師は、ロバート・アトキンス医学博士である。彼が最初に著した『アトキンス博士のダイエット革命』(1972年)は、危険でくだらない本だと酷評された。ホェランとステーブによれば、彼がその後書いた多くの書籍も同じ部類に属しているという。そのうちの一冊『アトキンス博士の栄養作戦』では、「さまざまな病気を安全に治療する方法はダイエット療法しかなく、医薬の投与はなしですませる」と主張されている。ホェランとステーブは、ハーマン・ターナウアー医学博士やアーウィン・スティルマン医学博士の勧めるダイエット療法に対しても、批判的な評価をくだしている。医学博士がこうしたナンセンスを平気で書くことができるのは、一般に医学博士というものが栄養学の基礎教育を受けていないからである。
ダイエット療法の本を出版するとかなりのお金になる。そのため出版社側では、科学の権威として評判の高い著者が書いている内容に、ほとんど口をだしたりしない。このような非難されてしかるべき無責任な出版社の方針が、人びとの生命を脅かしていることは疑いもないことなのである。死にいたる液体プロテイン療法を勧めたリン博士の著書をだした出版社が、その養生法の効能を専門家にゆだねて調べていれば、きっと活字にすることを拒んでいただろう。しかし実際には、ダイエット療法の本の著者や、その本の効果を過度に宣伝したりべたぼめした書評を書くような人物が本当に信頼できる人間なのか、事前に調査する出版社などめったにいないものだ。
(略)

QuackwatchよりLow-Carbohydrate Diets(Stephen Barrett, M.D.)