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江崎ひろこ

江崎ひろこ 著「ステロイドは「防アトピ−」でもう要らない!」(かもがわ出版、2000年11月20日 初版)より

1999年秋、広島県のO皮膚科医の講演のビデオを観た。
彼は、私が20年近く受けてきた“手かざし療法”を用いて、皮膚科と内科の患者を診ている。ステロイドは使わない。(私の友人たちのあいだでは「薬を使わないなんて、この先生、どうやって収入を得ているんだろう?」という疑問がとびかっている。)

アトピーは体内の毒の排泄である。薬、農薬、ダイオキシン……あらゆる毒物で汚染され、どうにもならなくなった人間が21世紀を生き抜くために、神さまが下さった体内浄化法だ。

江崎ひろこ 著「そっと涙をぬぐってあげる─アトピー性皮膚炎治療で廃人となった若者達」(かもがわ出版、1990年7月20日 初版5刷)より

昭和33年2月京都市生まれ
〃48年京都市立堀川高校入学
〃51年平安女学院短期大学英文科通訳コース入学
〃53年から1年余のOL生活をおくる
著書「顔つぶれても輝いて」(一光社)

昭和62年10月、私の「感謝の運動会」というエッセイが、京都新聞「こまど」欄に載った。薬害で顔がつぶれ失明宣告も受けたが、区民運動会に参加して町内の人達の温かい心に触れ感謝している、といった内容だったが、掲載後読者から手紙、電話が殺到した。その七割が宗教勧誘だったのである。
滋賀県から三時間かけて何度もやって来た人もいた。しかしすでにM教に入信している私にとって、そんな勧誘は既婚者に見合い話を持っていくようなもので、無駄なことなのである。彼女らは断られると一様に捨てゼリフをはいて去り、二度と私の身を案じようとはしなかった。何を言えば人が怒り、傷つくかわからぬ人に人救いなど、しょせん無理なのであろう。
一年後本を出版した私に「おめでとう」と言ってくれた人は、一年前に勧誘してきた人の中にはひとりもいなかった。彼女達は自分達の宗教の信者が増えればそれでいいのだった。入信する気のない人間に、もう用はないのである。信者を増やすために不幸な人を目の色変えて捜す。見つかれば食事時でも来客中でもおしかけて帰らない。悲しい姿である。

江崎ひろこ 著「顔つぶれても輝いて─ステロイド軟膏禍訴訟6年の記録」(一光社、1989年8月15日 第2刷)より

そんな時、K医師は好転しない私の顔の治療にサジを投げたのか、「あなたの顔は一生治りません」と冷酷に見通しを述べた。
私は、あらゆる望みを断たれたと感じ、いっさいの薬物、いっさいの病院と縁をきった。同じ頃、Mという宗教に入信した私は、体はダメでも心は健康になってやるのだという新たな意欲に燃えていたのである。
ところが、薬をやめて数か月後のこと。突如、全身から薬のにおいが吹き出すとともに、尿や生理血に混じって濁毒がほとばしったのである。