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ゲルソン,マックス (Gerson, Max)

ゲルソン,マックス 著、今村光一 訳「マックス・ゲルソン ガン食事療法全書」(徳間書店、1989年7月31日 初刷)より

1881年ドイツ生まれ。医学生時代、自分の偏頭痛を食事制限でコントロールできることを発見する。
ミュンヘン大学病院結核専門部・部長を勤めた後、1933年、ニューヨークでアメリカの医師免許を獲得。以後20年間に渡り、末期ガン患者の治療につとめる。ノーベル賞医学博士シュバイッツアとは生涯の友人で、1959年のゲルソンの死に際し、シュバイッツアは次のように彼を讃えた。
─私はゲルソンの中に医学史上で最も傑出した一人の天才をみる。彼の基本的な考えの多くは、ゲルソンの名前を冠せずに受け入れられてきている。だが彼は自分に不利な状況の中で不可能と思えることを達成した。彼が残した遺産は人々に注目することを迫り、やがて彼に正当な地位を与えるものになろう。彼の治療で治癒した人々がゲルソンの考えの正しさを証明するものになっている。

第25章 ガンの治療食とそのつくり方
(略)
<浣腸>
体から有害物を追い出し体を解毒することは最大の重要事で、とくに治療の初期には大切である。だから昼も夜も何回も浣腸をするのが絶対に必要である(私は平均してコーヒー浣腸を、昼も夜も四時間に一回ずつやらせている。(略)

訳者あとがき
(略)
読者が起こす最大の疑問は、なぜそんないい療法が今まで広くは知られずにきたのかということであろう。これは一言で言えば、現代医学がパスツールに方向を狂わされて、百年来、間違った医学になったためで、医学思想の問題である。そして狂った医学だけが繁昌する中では、医学者の頭も世間の人の頭も、ゲルソン的な考え方は全く理解できなくなった。(略)

Quackwatchによるゲルソン療法についての情報抄訳

プロクター,ロバート・N. 著、宮崎尊 訳「健康帝国ナチス」(草思社、2003年9月8日 第1刷)より

第二章 ガン研究、組織化される
ドイツにおけるガン研究のナチ化とは、まず何よりも政府の研究職・教職からユダヤ人と共産主義者を排除することだった。(略)
職を追われた人々のなかには自然療法(薬草や伝統療法)を推奨する医師たちもおり、たとえば、結核とガンに対する食餌療法で有名だったマックス・ゲルソンもミュンヘン大学病院を解雇されてニューヨークに移り、1938年に診療所を開業した。