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1899年 北海道札幌市生れ。
日本石油で「絶縁油」を開発。その後、電気関係の研究、開発に従事。
1943年 亜炭から人造石油をつくる日本造石油・炭油株式会社を設立。
陸軍の要請により満州の吉林省河北の陸軍製鉄技術試験場の所長として赴任。
1945年 終戦直後、星製薬の創設者である星 一(ほし はじめ)氏に懇願され、星製薬の研究所で重畳波の研究にたずさわる。
その後、戦後復興の一手段として工業用原材料の生産を主とした農業を拡大するための「植物波農法」の研究に着手。
1948年 大地電位の分布実測調査開始。
1950年 「植物波農法」指導開始。
1958年 『静電三法』発刊。
1970年 『静電三法』に基づく各々の研究。
1974年 没。
『静電三法』の発刊にあたって
(略)
楢崎先生がこの書を初めて世に問われたのは、三十数年前、日本がまだ敗戦後の混乱をひきずっていた時代でした。(略)
(略)楢崎先生はこの「人体波健康法」を取り入れることによって、「対症医学」でも「予防医学」でもなく、積極的に健康な体を建設するという「建設医学」を提唱されました。
当時、こうした先生の説を理解する人は学界にもただの一人もいませんでした。いまも限られた人たちの間でしか関心を持たれていません。(略)
日本電子物性中央研究会会長 井戸勝富
第一部 静電三法に共通する基本となる知識
(2)宇宙対向の静電気
(略)
日本の上代人はかかる超極微の粒子を「いさ」と表現し、「いさ」の静の状態を「いさなぎ(凪)」、動の状態を「いさなみ(波)」と言っている。また、この2種類の結合で客観できる物が生成されるという観念をいさなぎ・いさなみの両神が結婚せられて万物を創造し給うた、或いは拡張して我が国土を創造し給うたという如く、神話に託して上述の観念を表現している。
(略)
以上、要するに宇宙対向の静電気は、科学を基礎に技術化するに当って、東洋的考え方を加えることによってまだまだ発展を図る余地のあることを識って欲しいという考慮から、あえて静電気に対し哲学的表現を行う所以である。
(3)相似象学
第1章 概説
1.相似象の諸問題
地球の表層に賦存する自然物は、その形態容相が重深的に相似する。
(略)
この現象は単に自然物体の形が似るだけでなく、動植物の生理現象に関連し、人の精神作用と交渉をもつもので、また、多くの宗教的神秘性の物語はこの現象の二次元的所産といえるのである。(略)
4.相似象の実際
相似象の実際例を写真1−1〜写真1−5に示す。
(略)
写真1−5 相似象の実際例(5)
手前の土手と池の向うに見える遠景は相似象を現わしている。初歩のうちは判別しにくいが、土手にある局部的に大きな破損個所の現われは、遠景の林の低味から破損個所を通る線に電位変遷の不安定な劣勢線が存在するものである。
あとがき
楢崎先生は、終戦後の食糧難という国情の中で、植物波農法を全国的に指導・普及活動を行われました。
この『静電三法』の原著は、その当時、普及活動のテキストとして楢崎先生によってまとめ上げられたものです。
(略)
序
石炭液化は極めて新しい工業であり、且つ頗るむづかしい事業であります。然しながら如何に至難なりといへども、吾國としては是非とも成功させねばならないことは、今更論を俟ちません。
私はこの見地に立つて、石炭液化の新方式を獨創せる楢崎皐月君の着想は、定性的に非常に興味があり且つ有望と考へました。
そこで同志と相謀り數年來同君を援助して今日に至つたのであります。
楢崎君は專門の學歴がないことや、敬神行爲の多いといふことで兎角一般から誤解せられる傾があるようです。
然しながら私の觀處では同君は愛國的熱情家であつても、感情を以つて道理に代へるような人でもなく、信仰を以つて知識に代へるような人でもありません。
(略)
昭和15年5月
大日本炭油工業株式會社
取締役 藤本榮次郎