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1965年、岡山生まれ。医学博士。現在ノートルダム清心女子大学情報理学研究所助教授。著書に『脳と心の量子論』(ブルーバックス)、『添削形式による場の量子論』(日本評論社)などがある。大学では量子場脳理論を研究する一方、科学啓蒙活動を積極的に行っている。ニューヨーク科学アカデミー会員。
1965年岡山生まれ。文学部出の美人(?)科学者を目指す。理学白紙。母校のノートルダム清心女子大学情報理学研究所講師として、量子場脳理論を研究する一方、科学啓蒙活動にも気軽に応じている。物理の鉄人・高橋康博士に挑戦した『添削形式による場の量子論』(日本評論社)はユニークな入門書として好評。ニューヨーク科学アカデミー会員。
0 結論(まえがきにかえて)
心とは、記憶を蓄えた脳組織から絶え間なく生み出される光量子(フォトン)の凝集体であり、場の量子論によって記述されるその物理的運動が意識である。
これは、これから紹介していく、日本人物理学者梅沢博臣と高橋康によって切り開かれた、まったく新しい脳と心の科学理論、「量子場脳理論(Quantum Brain Dynamics)」から導かれる結論です。
(略)
《254〜255ページ》
さあ、梅沢博臣博士や高橋康博士とともに仮想宇宙船エルヴィン号のデッキに立ったみなさんの目の前に開けた脳の中のミクロの宇宙の深淵の印象を心に焼きつけてください。
そこに私たちが見いだした「こころ」の物理像とは、膨大な数の電子と核子が集まってできた物質としての脳組織そのものの中にははじめからなかったもの、物質とはちがう存在として考えられてきた電磁場の量子、光量子が無限に集まってできた凝集体だったのです。だからこそ、私たちにとって心は自分自身の身体を形づくる物質からは遊離して存在する一塊のものであるかのように意識できるのです。
まるで、わずか一リットル程度の拡がりの脳の中に、無限の光量子を蓄えた無窮の宇宙が重なっているかのようではありませんか。
人類に残された最後の難問「心とは何か?」。その答えは物質の中にではなく、光の中にあったのです!
最初にお約束しましたね。エルヴィン号の最後の冒険を終えたみなさんは、まったく新しい現代物理学的自然観を勝ちえたのです。みなさんの意識は、この大宇宙にも匹敵する、文字どおり光り輝く物理的実体としての心が奏でるまばゆいばかりのシンフォニーに他ならないのです。
1965年岡山県に生まれる。科学基礎論専攻。ノートルダム清心女子大学・情報理学研究所助手。
著書に『一リットルの宇宙論─量子脳力学への誘い』、『一リットルの量子論─アインシュタインのロマンと湯川秀樹の夢』(ともに鳴海社)があり、訳書に『偶然の一致の心理学』(たま出版)がある。
訳者あとがき
(略)
人間の受精卵やアメーバー様単細胞も含め、すべての生物細胞は、今日分子生物学的な観点から研究され、そこから得られた知見こそがもっとも科学的な事実として広く信じられています。そこでは生体高分子の化学反応こそが細胞のもつ生体反応をつかさどり、「細菌」の意識などという非「科学的」な考えのはいる余地はないと主張します。このような現代生物学は、ワトソンとクリックが遺伝子の二重らせん構造を明らかにした1950年代に最盛期を迎え、リッジウェイの唯一の科学的なよりどころであったプリブラムのホログラフィー理論を葬り去ろうとしたのです。
しかしながら1960年代にはいり、それまで細胞などの生体系に強い関心を示さなかった物理学者たちのなかから、細胞内外の物理的微細構造を明らかにし、真の生命現象のからくりを見いだそうとする研究が生まれました。究極の物理法則である場の量子論の観点に立つならば、それまで科学的と信じられていた分子生物学も、細胞のもつ生体反応のうちごく浅いレベルのものを近似的に記述する現象論にすぎないことがわかります。そこで主導的な役割をはたしたのは、アルバータ大学の梅沢博臣博士と高橋康博士でした。
(略)
1992年10月 治部眞里
1965年2月2日、岡山県に生まれる。ノートルダム清心女子大学情報理学研究所助手。理学「白紙」。
専門は科学基礎論。保江との共著書に「1リットルの宇宙論:量子脳力学への誘い」(海鳴社、1991年)、また訳書に「偶然の一致の心理学」(マリー・ルイゼ・フォン フランツ著、たま出版、1990)がある。
短いあとがき
私は物理学に対しては素人です。文学部英語英文学科で卒業研究として「エマソンの超絶主義とヨーガの思想」をまとめてから、4年という月日が経とうとしています。ふとその轍を振り返ってみると、いまここであとがきを綴っていることが信じられません。卒論をきっかけに、「脳」に興味を持った自分の産声の響きを胸に、大海の海岸から、いまにも壊れそうな一艘の船に乗り込んだのです。そして神経ホログラフィー理論の提唱者であるカール・プリブラム博士から海図を戴き、また多くの先生方に舵取りをして戴きました。
(略)
1991年9月 治部眞里
1965年2月2日、岡山県に生まれる。ノートルダム清心女子大学情報理学研究所助手。22歳の時「脳」に興味を持ち、真理の大海へと一艘の小舟に乗って出発。神経ホログラフィー理論の提唱者であるカール・プリブラム博士から海図を取得。ただいま「量子脳力学」島に上陸。天気晴朗。
訳書に『偶然の一致の心理学』(マリー・ルイゼ・フォン フランツ著、たま出版、1990)がある。
1965年岡山県に生まれる。1988年よりノートルダム清心女子大学情報理学研究所実験実習助手。現在、麻酔の生体メカニズムの解明を目指し、研究中。
訳者あとがき
(略)
共訳者の濱野恵一博士、Karl H. Pribram 博士、保江邦夫博士、品川嘉也博士、湯浅泰雄博士、柳瀬睦男博士、木村達雄博士、小坂二度見博士、山田輝夫博士、本当にありがとうございます。
1990年3月 治部眞里