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1960年 東京都生まれ。
1983年 早稲田大学理工学部応用物理学科卒業。
1992年 横浜国立大学大学院環境科学研究センター博士課程後期修了。
有機塩素化合物の環境汚染や農薬による大気汚染を調べ、全国各地の住民運動と協力して汚染実態を解明してきた。安全工学博士。環境計量士。
現在 生活クラブ生活協同組合連合会検査室主任研究員。食品や家庭用品の安全性を調査研究している。
編著 『住まいにひそむ「農薬」がわかる本』(学陽書房、1995年)。
共著 『暮らしの安全白書』(学陽書房、1992年)、『健康な住まいを手に入れる本』(コモンズ、1997年)など。
まえがき―有機塩素化合物との出会い、そして戦いの始まり
(略)
エントロピーや資源物理学という概念を提唱した槌田敦が、私の父です。エネルギー問題は、石油資源の枯渇ではなく廃棄物の捨て場の枯渇であり、どんな生き物も組織も廃棄物と廃熱を捨てなければ活動を続けられないことを示した、偉人です。そんな父にはとてもかなわないと思っていた早稲田大学理工学部時代は、わざと別な世界に活動の場を求め、インドシナで活動する国際ボランティア団体などに参加していました。(略)
1998年になって、日本子孫基金の小若順一さんたちといっしょに、「ダイオキシンの原因を断つ」という一枚のポスターを作りました。それは、「市民が取り組むダイオキシン対策は有機塩素系プラスチックを使わないことだ」という主張の浸透に、絶大な威力を発揮しました。(略)
1999年3月 槌田博