強制執行妨害:アトピー治療病院長逮捕 警視庁

2003年7月9日
毎日新聞

 警視庁組織犯罪対策3課と荏原署などは9日、「代々木クリニック」(東京都渋谷区代々木1)元院長、権東明(53)=世田谷区北沢1=と目黒区八雲4、元政治団体「蒼風社」会長、冨沢利夫(70)ら3容疑者を強制執行妨害容疑で逮捕した。

 調べでは、権東容疑者が旧兵庫相互銀行から借り入れた約3億円が不良債権化し、整理回収機構(RCC)が債権を引き継いだ。このため権東容疑者は、同機構による診療報酬の差し押さえを免れようと、昨年11月、冨沢容疑者が社長を務める会社から2850万円の借金があるように装い、診療報酬債権を同社に譲渡したとするうその書類を作成。東京都社会保険診療報酬支払基金から計1260万円を同社に振り込ませて回収を妨害した疑い。権東容疑者は容疑を認め、冨沢容疑者は「元々債権はあり、悪いことではない」と話しているという。

 権東容疑者はアトピー性皮膚炎の研究で知られ、著書に「アトピー性皮膚炎は治る」「アトピー性皮膚炎と脱毛症」などがある。【千代崎聖史】

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030710k0000m040121000c.html