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2004年12月2日
読売新聞
大阪府茨木市の「聖ハンナ病院」(小島重信院長)で、医師不在が常態化していた問題で、同病院が、療養型病院として設置を義務づけられているリハビリ室を物置、手術室を物干し場に勝手に転用するなど、府への届け出をしないまま、施設の一部を目的以外に使っていたことが2日、わかった。
院内の空室が元職員の住居になっていることも判明。府は、こうした同病院のずさんな経営実態がいずれも医療法に違反するとして、早急に是正するよう指導している。
府によると、1967年開設の同病院は5階建て。療養病床が70あり、診療科目として、看板などで、内科のほか、現在は診療していない小児科、産婦人科も掲げていた。
ところが、11月の府の立ち入り検査などで、3か所あったナースステーションのうち1つがヘルパーの更衣室、新生児室が女子更衣室、手術用の消毒室が使用済みシーツなどの置き場にそれぞれ転用されていることなどがわかった。
また、17ある病室のうち一室を、小島院長が理事長を務める隣接の医療法人慶信会・慶信会記念病院の会議室に使っていたケースや、元職員ら2人に5階と2階の空室を、それぞれ住居として使わせていたことも発覚した。
同病院で1人しかいない常勤医師は内科の担当。以前から小児科、産婦人科の診療は行っておらず、病状の安定した高齢患者を中心に受け入れているため、新生児室や手術室は不要となっていたという。
医療法の規定では、施設の用途変更には、府の許可が必要。府は、変更計画の提出を指導するとともに、療養病床に不可欠なリハビリ室などは、本来の用途に戻すよう求めた。
住居転用については「病院と無関係の人が自由に出入りするのは、入院患者のプライバシー確保の面からも問題」として、見直しを指導。診療科目に関しては小児科、産婦人科の表記を看板から消すなど、実態に合わせた変更を指示した。
目的外使用について、小島院長は「早急に対応したい。『小児科、産婦人科』などと書かれた看板は取り下げる」と話している。(読売新聞) - 12月2日14時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041202-00000407-yom-soci