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ひっそり逝った「恩田貢」怪人生
1月31日に死去した恩田貢「内外タイムス社」会長は、とかく話題に事欠かない人物であった。
「ダグラス・グラマン事件で、以前に作成した軍用機商戦をめぐる怪文書をむし返され、大騒動になったことも。彼は文藝春秋の社員でしたが、怪文書事件で有罪判決を受けていました」(関係者)
恩田氏は故・梶山季之氏が率いたトップ屋集団に専属ライターとして所属し、週刊文春の創刊にも参加。故・児玉誉士夫に近かったことでも有名だ。退職後は、月刊誌「勝利」を発行したり広告代理店を経営したり。
「三越事件にも関わっていました。なにしろ岡田茂社長に愛人となる竹久みちを紹介したのが彼。社長に気に入られ、結構な広告を貰っていたのです」(同)
さらに政界出版社やぴいぷる社などの出版社を興し、内外タイムス社も手中に。
「小さな声でぼそぼそ喋る人でしたが、会った人には必ず封書で手紙を送るなど細かな気遣いも。年配者からは特に可愛がられていましたね。一方で暴漢に襲われ失明しかけたり、殴られて片頬が陥没したこともあります」(友人)
名物男を蝕んだのはガン。直腸から大腸や肺に転移し命を奪った。享年73。自分が病を患ったからか、晩年には所有会社からガンの妙薬とされるメシマコブを売り出していた──。