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第一章 なぜ若石健康法があなたを健康にするのか
若石健康法とは何か
三千年もの歴史を持つ「観趾法」
若石健康法の名称は、この健康法の普及に貢献したスイス人神父・呉若石(本名:ジョゼフ・オイグスター)にちなんだものですが、その精神は、三千年もの歴史と何十億という臨症例をもとに発達してきた中医学の流れをくんだものです。
『黄帝内経』という中医学最古の文献がありますが、ここに「観趾(かんし)法」(足の裏の状態から病気を診断する方法)が記されています。
「観趾法」の考え方は、のちに「指圧」(ツボ療法)を生み出す一方で、西洋の国々にも伝わりました。アメリカやヨーロッパの医師たちによって、「足の各部と、内臓や身体の特定の部位には、反射的な関連がある」ことが証明され、「反射区療法(ゾーンセラピー)」へと発展していったのです。
そして、この「反射区療法」に、中医学的な生体観や病理観を取り入れたものが若石健康法であり、その意味では、西洋医学と中医学の両方の側面からアプローチを試みた画期的な健康法と言えるでしょう。
付・足裏治療体験記
1948年9月13日付の日刊スポーツ紙に「足の裏にこそ命のツボ─押えて押えて誰でも簡単、官侑謀博士(台湾)の治療法」という特集記事が載っていました。
官侑謀先生は、東京で開かれた健康特別講座「若石健康法指導の講習会」のために来日された。「若石」とは、台湾在住のスイス人神父、ジョセフ・ウグスターさんの台湾名、呉若石から取ったもので、足の裏を研究していたウグスター神父と、「腕健康法」を30年来研究していた官先生が5年前に出会って、2人の師はお互いに腕の各部と足の各部が相互に対応して反射することを知り、手の治療には足、足の治療には手を刺激することが有効であることがわかったという。(略)