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アガリクス茸とレーガン大統領

小内亨 著「危ない健康食品&民間療法の見分け方―それでもあなたは信じますか!」(フットワーク出版、2000年7月7日 初版第1刷)より

Column 4
「アガリクス茸とレーガン大統領」

アガリクス茸には、抗腫瘍作用のあることが数々の学会で発表されています。この茸に含まれるβ−D−グルカンやいくつかのステロイド類に抗ガン作用があるといわれているのです。実際の臨床効果はまだはっきり証明されていませんが、当然のごとくガンに効果のある健康食品として宣伝されています。
アガリクス茸の広告やバイブル本に決まって登場するのが「あのレーガン元大統領も皮膚ガンの治療に利用していた」というフレーズです。私は、この情報源が何なのかを調べるために、広告を出している何社かに質問してみたことがあります。
どの会社も親切に回答してくれたものの、情報源はアメリカの新聞、ブラジルの新聞はてはバイブル本からそのまま載せたというところもあり、結局わからずじまいでした。ほかの情報によると、レーガン元大統領のナンシー夫人は、元大統領のアガリクス茸を否定したともいわれています。
このように、広告にとっての都合のいい情報は一人歩きし、根拠はだんだんとあやふやなものになっていくのです。

この話が出てくる本の著者、監修者